もう何年も、下剤がないとお通じが出ない。 できれば頼りたくないけれど、やめるのも怖い。70代・80代で、そう感じている方は多いはずです。
結論から言うと、下剤を急にやめる必要はありません。主治医と相談しながら、食事と発酵の習慣を先に足していく進め方があります。 薬を減らすかどうかは、そのあとで主治医と決めます。
この記事は、70代・80代で長年下剤(センナやピコスルファートなどの刺激性下剤)を飲んでいる方に向けて書いています。 60代からの一般的な食事の話は60代から薬に頼らない便秘対策に、酸化マグネシウムを飲んでいる方の話は別の記事にまとめてあります。
- 70代・80代で下剤に頼りがちになる背景
- 急にやめない。主治医と相談しながら進める3ステップ
- 錠剤やカプセルが苦手な方でも続けやすい、朝の一杯の形
70代・80代で下剤に頼りがちになる理由
70代・80代で「下剤に頼りたくないのに、頼ってしまう」のには、年齢に伴う背景があります。 意志の問題ではなく、体の変化の問題です。
年齢とともに腸の動きが弱まりやすいこと
年齢を重ねると、お腹の筋肉や腸の動きがゆっくりになりやすく、食事の量や水分の量も減りがちです。 加えて、外出や歩く機会が減ると、体を動かす時間そのものが少なくなります。
食べる量が減る、水分が減る、動く時間が減る。 この3つが重なると、お通じが出にくい日が増え、下剤に手が伸びやすくなります。
長く下剤を使ってきた方に起こりやすいこと
刺激性の下剤を長く使っていると、「飲まないと出ない」と感じやすくなります。 薬の種類ごとの説明は、60代からの便秘対策の記事に委ねます。
これは薬が悪いという話ではありません。 薬に「任せきり」の状態を、少しずつ「食事と習慣にも手伝ってもらう」状態に変えていく、というのがこの記事の考え方です。
急にやめない。主治医と相談しながら進める3ステップ
高齢者が、主治医と相談しながら便秘薬からの卒業を目指すなら、順番がとても大切です。 薬を減らすのは最後。先に食事と習慣を足します。
起きたら40〜50℃の白湯を一杯。冷たい水ではなく温かいものを、毎朝同じ時刻に。
味噌汁を毎日、納豆・ぬか漬けを1品、わかめやきのこを具に。
1・2が続けられるようになってから。自己判断で減らさない。
ステップ1:朝の白湯を習慣にする
朝いちばんに温かい白湯を一杯。これが最初のステップです。 冷たい水よりも、40〜50℃の白湯のほうが、朝に飲みやすい温度です。
コップ一杯(100〜200ml)を、ゆっくり時間をかけて飲みます。 飲む時刻を決めて、毎朝同じ時刻にするのが続けるコツです。
ステップ2:発酵食品と食物繊維を毎日の食卓に足す
次に、毎日の食事に発酵食品と食物繊維を「足し」ます。 新しい料理を覚える必要はありません。
| 種類 | 例 | 足し方 |
|---|---|---|
| 発酵食品 | 味噌汁・納豆・ぬか漬け・甘酒 | 味噌汁は毎日。納豆はひきわりなら食べやすい |
| 食物繊維(海藻・きのこ) | わかめ・ひじき・しいたけ・えのき | 味噌汁の具に。やわらかく煮る |
| 食物繊維(穀物・いも) | もち麦・さつまいも | 白米に混ぜる。いもは蒸してやわらかく |
| 水分 | 白湯・お茶・汁物 | 食事のたびに汁物を。喉が渇く前に一口 |
歯やあごの力が落ちてきた方は、やわらかく煮る、細かく刻む、すりおろすといった工夫をしてください。 量より「毎日続くこと」を優先します。
ステップ3:主治医と相談しながら薬の量をゆっくり見直す
ステップ1・2が続けられるようになったら、主治医に相談します。 「朝の白湯と食事を変えてみた。薬の量を見直せるか」と、そのまま伝えてください。
薬の減らし方は、種類・量・年数によって違います。 自己判断で減らしたり、急にやめたりせず、必ず主治医と一緒に決めてください。
お腹の強い痛み、便に血が混じる、急に体重が落ちてきた、といったことがあれば、食事の工夫より先に受診してください。
順番は「白湯 → 食事 → 主治医と相談」。薬を減らすのは最後。
先に食事と習慣を足して、体に「手伝い」を用意してから、薬の話をします。
錠剤が苦手な70代・80代でも続けやすい、野草酵素ドリンクの朝の一杯
高齢者が便秘薬に頼らない毎日を目指すとき、発酵の習慣のひとつとして、野草酵素ドリンクを朝の一杯に足す方法があります。 錠剤やカプセルが喉につかえやすい方にも続けやすい形です。
錠剤やカプセルが苦手な方でも「白湯に混ぜて飲むだけ」
年齢を重ねると、錠剤やカプセルが飲みにくいと感じる方が増えます。 野草酵素ドリンクは液体なので、朝の白湯に20ml溶かして飲むだけです。
ステップ1の「朝の白湯」に足す形なので、新しい習慣を増やさずに済みます。 原材料に砂糖が含まれるので、白湯だけでは物足りない方にも続けやすい一杯です。
80種類の植物素材を陶製かめで1年以上発酵・熟成した飲み物
私たちの「大地のちから」は、野草・野菜・果物・穀物・海藻など80種類の植物素材を、陶製かめで1年以上かけて発酵・熟成させた飲み物です。 原材料は野草酵素発酵エキスと砂糖だけで、食品添加物は使っていません。 商品ページでは、40〜50℃の白湯に20ml溶かす飲み方を案内しています。詳しくは商品ページをご覧ください。
飲み始めるときは、薬を飲んでいる方は主治医または薬剤師に一言伝えてください。 食品ですが、飲み合わせで気になることがあれば確認できます。
家族が手伝えること
離れて暮らす家族が心配しているなら、朝の白湯と味噌汁の習慣を一緒に始めるのがいちばんです。 「今日は白湯を飲んだ?」と電話で聞くだけでも、習慣は続きやすくなります。家族ができることは、70代の母の便秘の記事にもまとめています。
よくある質問
80代で「下剤はやめたいけれど、急にやめるのは怖い」という方の、よくある疑問をまとめました。
朝の白湯と、毎日の味噌汁から始めてください。続けられるようになったら、主治医に「食事を変えたので薬の量を相談したい」と伝えます。家族が付き添って一緒に聞くと安心です。
出ない日に無理をせず、主治医の指示どおりに薬を使ってください。習慣を足すのは「薬をゼロにする」ためではなく、薬に任せきりの状態を減らすためです。
考え方は同じですが、酸化マグネシウムは刺激性の下剤とは種類が違い、高齢の方ほど気をつけたい点があります。酸化マグネシウムを飲んでいる高齢者向けの記事にまとめています。
トイレでの姿勢や、お腹の温め方など、その場でできる工夫があります。出そうで出ない時の高齢者の対処法で説明しています。
まとめ:焦らず、主治医と一緒に少しずつ
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1
70代・80代で下剤に頼りがちなのは、食べる量・水分・動く時間が減るという年齢の変化が背景にある。
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2
順番は朝の白湯 → 発酵食品と食物繊維 → 主治医と相談して薬の量を見直す。急にやめない。
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3
錠剤が苦手なら、朝の白湯に野草酵素ドリンク20mlを溶かす形が続けやすい。
長年続けてきたことを変えるのは、時間がかかります。 でも、朝の白湯と味噌汁なら、明日から始められます。続けられるようになったら、主治医と話してください。
一般的な食事の話と、出そうで出ないときの工夫は下の記事へ。
食品添加物は使用していません。毎朝、白湯に20ml溶かして飲みます。
※この記事は、食事や食品に関する一般的な情報をまとめたものです。
特定の食品の効果・効能を示すものではありません。感じ方には個人差があります。
※健康食品は医薬品ではありません。
体調に不安のある方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、かかりつけの医師にご相談ください。
監修:菊地睦(げんき生活株式会社 代表取締役)


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