冬は汗をかかないから、水分は足りている。
そう思っていませんか。
結論から言うと、70代・80代の冬の水分補給は、意識して時間を決めることが大切です。
寒い季節は、のどの渇きを感じにくく、トイレを気にして自分から控えてしまうためです。
この記事は、70代・80代のご本人に向けて書いています。ご家族の方は、最後の節もご覧ください。
- 冬に水分が減りやすい3つの理由
- 1日の目安と、無理なく分けて飲む方法
- トイレが心配なときの工夫と、家族が見るポイント
70代・80代の冬に水分が減りやすい3つの理由
工夫の前に、なぜ減るのかをお伝えします。
のどの渇きを感じにくくなる
年齢とともに、のどの渇きは感じにくくなります。
さらに冬は汗をかかないため、「飲みたい」と思う場面そのものが減ります。
体が足りていないときでも、自覚が追いつかないことがあります。
暖房で思った以上に乾く
エアコンやストーブをつけた部屋は、思った以上に乾いています。
汗はかかなくても、呼吸や皮膚から水分は出ていきます。
窓を閉め切った部屋で長く過ごす日ほど、気づきにくくなります。
トイレが心配で控えてしまう
夜中にトイレに起きたくない。外出先で困りたくない。
この理由で、自分から水分を控えてしまうことがあります。
寒い時期は、トイレまでの廊下が冷たいことも、足が遠のく理由になります。
冬の水分不足は、自覚がないまま進みやすい。
のどが渇いてから飲むのではなく、時間を決めて飲むほうが確実です。
1日の水分補給の目安と、分けて飲む方法
一度にたくさん飲むのは、体にも気持ちにも負担です。
一度にたくさんではなく、分けて飲む
食事以外に、コップ1杯を何回かに分けて飲みます。
一度にたくさん飲むのは負担になりやすく、続きません。
飲む量は人によって違います。持病がある方は、主治医に確認した量を守ってください。
持病で水分の量を決められている方は、主治医の指示が優先です。
心臓や腎臓に持病がある方は、自己判断で増やさないでください。
温かい一杯から始めます。寝ている間に減った分を補います。
汁物を1杯。食事と一緒なら無理なく入ります。
おやつや休憩の時間に1杯。習慣にしやすい時間です。
それぞれ1杯。脱衣所と浴室を先に暖めてから入ってください。
少量で構いません。コップ半分でも違います。
温かいものなら飲みやすい
冷たい水は、冬には飲みにくいものです。
白湯、ほうじ茶、麦茶(温かいもの)、味噌汁、スープ。どれも水分になります。
飲み込みにくい・むせることがある方は、量ととろみについて医師か言語聴覚士にご相談ください。
| 飲みもの | 向いている場面 | ひとこと |
|---|---|---|
| 白湯(40〜50℃) | 起床後、就寝前 | いちばん手軽 |
| 味噌汁・スープ | 食事のたび | 具と水分を一緒に |
| ほうじ茶・麦茶 | 日中 | カフェインが少なめ |
| 甘酒(温める) | おやつの時間 | 糖分を控えている方は主治医か薬剤師に相談を |
コーヒーや緑茶も水分になりますが、たくさん飲むと夜のトイレが近くなる方もいます。
夕方以降は、カフェインの少ないものに替えると休みやすくなります。
トイレが心配で水分を控えてしまうときの工夫
「飲むとトイレが近くなるから」という理由で控えるのは、避けたいところです。
心配を減らす工夫から始めてください。
夕方以降は量を減らし、日中に寄せる
1日の量を減らすのではなく、飲む時間を前にずらします。
朝から夕方までに多めにとり、夜は控えめにする形です。
トイレまでの道を暖かくする
廊下やトイレが寒いと、行くのがおっくうになります。
小さな暖房を置く、スリッパを用意する、夜間の足元灯をつける。
こうした準備が、水分を控えない助けになります。
失敗を責めない
間に合わなかったことがあると、本人はさらに飲むのを控えます。
責めずに、下着や寝具の準備を整えるほうが、結果として水分がとれます。
手元に置いておく工夫
飲む場所まで歩くのが面倒だと、それだけで回数が減ります。
取りに行かなくてよい形にしておくと続きます。
いつもいる場所に置く
居間の椅子のそば、寝室の枕元、台所。
よくいる場所に、ふた付きのカップや保温ポットを置いておきます。
保温ポットなら、朝に一度お湯を入れておけば、日中は注ぐだけで温かい一杯になります。
飲んだ回数が見える形にする
カレンダーに印をつける、コップを決めた数だけ並べる。
「今日は何回飲んだか」が目で見えると、足りない日に気づけます。
ご家族が電話で聞くときも、「今日は何回だった?」と具体的に聞けます。
こぼしにくい器にする
手が震えると、なみなみ注いだカップは持ちにくくなります。
取っ手のあるもの、少し小さめのもの、ふたができるもの。
器を替えるだけで、自分から飲む回数が増えることがあります。
家族が見るポイント|高齢の親の脱水に気づく
離れて暮らしていても、電話で確かめられることがあります。
| 聞くこと | 見方 |
|---|---|
| 今日は何を飲んだ? | 種類と回数がわかる |
| ごはんは食べた?汁物はあった? | 食事からの水分がわかる |
| 部屋は寒くない? | 暖房と乾燥の状況がわかる |
| トイレは近い?遠い? | 控えていないかがわかる |
「水を飲んで」と言うより、「今日は何を飲んだ?」と聞くほうが話が続きます。
送るなら、飲みやすいものを
温かくして飲めるもの、カップに注ぐだけのもの。
手間が増えないものほど続きます。
離れて暮らす親への届け方は離れて暮らす親への健康ギフトにまとめています。
私たちの「大地のちから」は、野草・野菜・果物・穀物・海藻など80種類の植物素材を、陶製かめで1年以上かけて発酵・熟成させた飲みものです。
原材料は野草酵素発酵エキス(国内製造)と砂糖で、食品添加物は使っていません。
商品ページでは、40〜50℃の白湯に20mlを溶かす飲み方を案内しています。熱湯(60℃以上)は避けてください。
薬を飲んでいる方は、始める前に主治医か薬剤師に一言お伝えください。
脱水のサインと、受診を考えたい目安
水分が足りていないときのサインと、受診の目安です。
| こんなとき | 見方 |
|---|---|
| 口の中や唇が乾いている | 水分が足りていないことがあります |
| 尿の色が濃い、回数が少ない | 同じく |
| ぼんやりする、受け答えがいつもと違う | 早めに受診してください |
| 微熱が続く、食欲がない | ほかの不調と重なっていないか確認を |
| 立ちくらみがある | 自己判断せず相談を |
高齢の方は、脱水が進んでも自覚が出にくいことがあります。
ご家族から見て「いつもと違う」と感じたときは、早めに受診してください。
水分とお通じの関係は70代・80代の水分補給とお通じの関係にまとめました。
よくある質問
冬の水分補給について、よくいただく質問です。
時間を決めて、コップ1杯ずつ分けて飲む形が続きます。量は人によって違うので、持病がある方は主治医に確認した量を守ってください。自己判断で増やさないでください。
入ります。ただし夕方以降にたくさん飲むと、夜のトイレが近くなる方もいます。夕方からはカフェインの少ないものに替えてください。
「飲んで」と言うより、温かい一杯を出して一緒に飲むほうが進みます。汁物を食事のたびに添えるのも確実です。
1日の量を減らすのではなく、飲む時間を日中に寄せてください。あわせて、トイレまでの寒さと暗さを減らす準備をおすすめします。
なります。汗をかかなくても、暖房による乾燥と、のどの渇きを感じにくくなることが重なります。冬こそ時間を決めて飲んでください。
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1
冬はのどが渇きにくく、暖房で乾き、トイレを気にして控えがち。自覚のないまま減りやすい。
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2
時間を決めて、コップ1杯ずつ分けて。温かいものなら飲みやすい。量は人によって違うので、持病がある方は主治医の指示が優先。
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3
ぼんやりする・受け答えがいつもと違うときは、早めに受診を。
まず明日の朝、起きてすぐの一杯から始めてみてください。
ご家族の方は、電話で「今日は何を飲んだ?」と聞くところからです。
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※この記事は、食事や食品に関する一般的な情報をまとめたものです。
特定の食品の効果・効能を示すものではありません。感じ方には個人差があります。
※健康食品は医薬品ではありません。
体調に不安のある方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、かかりつけの医師にご相談ください。
監修:菊地睦(げんき生活株式会社 代表取締役)

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