親が退院した。あるいは、風邪で数日寝込んで、やっと起き上がれるようになった。 退院祝いに、親へ何か差し入れをしたいけれど、果物の詰め合わせでいいのか、迷っていませんか。
結論から言うと、差し入れは「まず食事の制限を確認して、温かく・やわらかく・少なめのもの」を選びます。 具体的には、汁物のもと・おかゆのパック・白湯に溶かして飲めるものの3つ。退院直後や体調を崩したあとは食べにくい時期なので、量より食べやすさで選びます。
この記事は、退院した親、体調を崩した親に差し入れをしたい娘・息子に向けて書いています。 食が細くなった親の栄養の話は食が細い70代・80代の親の栄養補給にまとめてあります。
- 差し入れの前に確認したい、退院時の食事指導と薬のこと
- 避けたい差し入れと、胃腸にやさしい差し入れの選び方
- 届け方と、添える一言の考え方
退院祝い・体調を崩した親への差し入れは、まず食事の制限を確認する
退院祝いで最初にすることは、品物を選ぶことではありません。 「今、何を食べていいか」を確認することです。
退院時の食事指導(塩分・水分・かたさ)を本人か家族に聞く
退院のとき、病院から食事の指導があることがあります。 塩分を控える、水分の量を決める、やわらかいものにする、など人によって違います。
差し入れの前に、本人か、付き添った家族に「食事で言われたことはある?」と聞いてください。 この一言で、差し入れが「困りもの」になるのを避けられます。
薬との飲み合わせは薬剤師に
退院後は、新しく薬が出ていることがあります。 食べ物や飲み物の中には、薬と一緒にとらないほうがよいものもあります。
健康食品や飲み物を贈るときは、本人から薬剤師に「これを飲んでもいいか」と確認してもらうのが確実です。
病名ではなく「今、何を食べていいか」
病名を細かく聞く必要はありません。 聞くのは「今、食べていいもの・避けるもの」だけです。それが差し入れの基準になります。
退院祝いの一歩目は「何を食べていいか」を聞くこと。
制限が分かれば、差し入れは自然に決まります。
避けたい差し入れと、選びたい差し入れ
制限が分かったら、次は「避けるもの」を先に決めます。 避けるものが決まると、選ぶものは少なくて済みます。
避けたい:かたいもの・冷たいもの・甘すぎるもの・量の多い詰め合わせ
退院直後・体調を崩したあとの親に避けたい差し入れは4つです。
- かたいもの:せんべい・ナッツ・かたいパン。噛む力が落ちていると食べられません
- 冷たいもの:アイス・冷たい果物の詰め合わせ。お腹を冷やします
- 甘すぎるもの:ケーキ・和菓子の詰め合わせ。食欲のない胃には重く、糖分の制限がある方もいます
- 量の多い詰め合わせ:食べきれず、傷ませてしまいます。「食べなきゃ」が負担になります
選びたい:温かい汁物のもと・やわらかい主食・少量で回数を分けられるもの
選びたいのは、その反対です。 温かくして食べられるもの、やわらかいもの、少量ずつ回数を分けて食べられるもの。
| 避けたい | 選びたい | |
|---|---|---|
| かたさ | せんべい・ナッツ・かたいパン | おかゆ・雑炊のパック・やわらかい煮物 |
| 温度 | アイス・冷たい果物 | 温かい汁物のもと・温めて飲むもの |
| 甘さ | ケーキ・和菓子の詰め合わせ | 甘さ控えめか、白湯で薄められるもの |
| 量 | 大きな詰め合わせ | 小分け・少量・日持ちするもの |
胃腸にやさしい差し入れの選び方|汁物・主食・飲み物
具体的に、3つの種類から選びます。 どれも「温めるだけ」「溶かすだけ」で、本人の手間が少ないものです。
具の少ないスープ・味噌汁のもと
フリーズドライの味噌汁やスープは、湯を注ぐだけで温かい一杯になります。 具の少ないもの、原材料の名前が短いものを選びます。
塩分の制限がある方には、減塩のものか、出汁のパックにします。
おかゆ・雑炊のパック
レトルトのおかゆや雑炊は、温めるだけで主食になります。 白がゆと、少し具の入ったものを組み合わせて、数日分を少量ずつ。
食欲が戻ってきたら、やわらかく煮た煮物のパックを足します。
白湯に溶かして飲める野草酵素ドリンク
固形物がまだ辛い時期には、白湯に溶かして飲めるものが、手間の少ない選択肢です。 野草酵素ドリンクは、溶かすだけで一杯になります。
私たちの「大地のちから」は、野草・野菜・果物・穀物・海藻など80種類の植物素材を、陶製かめで1年以上かけて発酵・熟成させた飲み物です。 原材料は野草酵素発酵エキスと砂糖だけで、食品添加物は使っていません。商品ページでは、40〜50℃の白湯に20ml溶かす飲み方を案内しています。 退院後で薬が変わっている方には、主治医か薬剤師に一言確認してから贈ってください。詳しくは商品ページをご覧ください。
糖分の制限を受けている方には、贈る前に主治医への確認をすすめてください。原材料に砂糖が含まれます。
届け方と、添える一言
差し入れは、届け方と一言で、受け取る側の気持ちが変わります。
日持ちするものを少量ずつ
一度にたくさん届くと、「食べなければ」と負担になります。 日持ちするものを少量ずつ、2〜3回に分けて届けるほうが、親には楽です。
手渡しなら「無理に食べなくていい」と一言
手渡しのときは、「無理に食べなくていいからね」と添えます。 退院直後は、食べられないことに引け目を感じることもあります。その一言があると、受け取りやすくなります。
宅配なら日時指定と電話
宅配で送るなら、在宅の日時を聞いてから日時指定にします。 届く前に電話で「明日の午前に届くから」と伝えておくと、受け取りの不安が減ります。 渡す時期は、退院の当日ではなく、家に戻って数日落ち着いてから。宅配なら、退院日を確認してから注文します。
「食事で言われたことはある?」「薬は変わった?」を本人か家族に聞きます。
汁物のもと・おかゆのパック・白湯に溶かして飲めるものから選びます。
2〜3回に分けて届け、「無理に食べなくていい」と添えます。
よくある質問
退院祝い・差し入れについて、よくある疑問をまとめました。
気持ちは伝わりますが、退院直後は冷たく、量が多く、食べきれないことがあります。贈るなら、熟して食べやすい果物を少量にして、常温で食べてもらうよう伝えてください。
食品ですが、退院後は薬が変わっていることがあります。贈る前に、本人から主治医か薬剤師に確認してもらってください。糖分の制限がある方は、とくに確認が必要です。
温めるだけの汁物のもとと、おかゆのパックがいちばん使いやすいです。食欲が戻るまでは「食べる量」より「温かいものを口にできること」を優先します。
病院によって持ち込みの決まりがあります。食べ物は看護師に確認してから。飲み物や食べ物より、退院後に使えるものを退院に合わせて届けるほうが確実です。
まとめ:制限を確認して、温かく・やわらかく・少なめに
-
1
差し入れの前に、「今、何を食べていいか」と「薬は変わったか」を聞く。
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2
避けたいのはかたい・冷たい・甘すぎる・量が多い。選びたいのは温かい汁物のもと・おかゆ・白湯に溶かして飲めるもの。
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3
少量ずつ、日時を指定して、「無理に食べなくていい」と一言添える。
退院祝いは、品物より「今の親に合っているか」です。 制限を一つ聞くだけで、差し入れは負担ではなく、安心に変わります。
食が細くなった親の栄養と、薬に慎重でいたい親の食事は下の記事へ。体調が戻ってからの、ふだんの贈り物は「離れて暮らす親への健康ギフト」と「親孝行のギフトに」にまとめています。
食品添加物は使用していません。毎朝、白湯に20ml溶かして飲みます。
※この記事は、食事や食品に関する一般的な情報をまとめたものです。
特定の食品の効果・効能を示すものではありません。感じ方には個人差があります。
※健康食品は医薬品ではありません。
体調に不安のある方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、かかりつけの医師にご相談ください。
監修:菊地睦(げんき生活株式会社 代表取締役)


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