お電話でのご注文
03-5939-8677 営業時間:10:00-17:00(土日祝休)
0

手作り酵素ドリンクの作り方と、注意したいこと

ガラス瓶の中の梅と砂糖を木べらでかき混ぜる高齢の女性の手元 酵素のきほん
「梅酵素を作ってるって言ってたわよ、隣の奥さん」
さちこさんが、買い物から帰って言いました。
「自分でも作れるもんなのかね」
まさはるさんが顔を上げます。
「瓶に入れて、毎日かき混ぜるんですって」
— 近所の方と話したあとで

酵素ドリンクは、家庭で作ることもできます。 梅、りんご、季節の野草。地域によっては 昔から続いている作り方もあります。

ただし、発酵と腐敗は紙一重です。 この記事では、作り方とあわせて、 気をつけたいことをまとめます。

この記事でわかること
  • 手作り酵素ドリンクの基本的な作り方
  • 発酵と腐敗の見分け方
  • 衛生面で気をつけること
  • 市販品との違い
洗った梅、砂糖、広口のガラス瓶を並べた台所

手作り酵素ドリンクとは

果物や野草を砂糖に漬け、 原料や空気中の微生物によって発酵させたものです。

梅シロップと作り方は似ていますが、 梅シロップは発酵を抑えるのに対し、 酵素ドリンクは発酵させるという違いがあります。

基本的な作り方

材料と手順は、おおむね次のようになります。

基本の材料
材料 分量の目安
果物・野草 1kg
砂糖(白砂糖) 1.1kg(原料の1.1倍)

砂糖が原料より多いのが特徴です。 浸透圧で水分を引き出し、 雑菌が繁殖しにくい環境を作るためです。

作り方の手順
1
容器を消毒する

広口の瓶を熱湯またはアルコールで消毒し、完全に乾かします。

2
原料を切る

よく洗い、水気を拭き取ってから食べやすい大きさに切ります。

3
交互に入れる

原料と砂糖を交互に重ね、最後は砂糖で覆います。

4
常温に置く

直射日光を避けた場所に。冷暗所が向いています。

5
毎日かき混ぜる

清潔な手か木べらで、1日1〜2回。全体を混ぜます。

6
泡が出たら

発酵が始まっています。1〜2週間が目安です。

7
ろ過する

ざるや布で固形分を取り除き、別の容器に移します。

8
冷蔵保存

冷蔵庫で保存し、1〜2か月を目安に使い切ります。

🌱
なるほど

毎日かき混ぜることが、いちばん大事な工程です。 表面に空気が触れたままだとカビが生えやすく、 かき混ぜることで全体が均一に保たれます。 旅行などで数日空ける予定がある場合は、 仕込む時期をずらしてください。

発酵と腐敗の見分け方

ここが最も重要な部分です。

発酵が始まって細かい泡が立った瓶を、手に取って見ている手元

発酵と腐敗は、どちらも微生物のはたらきによる変化です。 人にとって望ましい変化を発酵、 そうでない変化を腐敗と呼んでいるにすぎません。

発酵と腐敗の見分け
発酵している 腐敗している
香り 甘酸っぱい、果実の香り 鼻をつく異臭、アルコール臭が強すぎる
泡 細かい泡が上がる 泡が出ない、または異常に多い
色 原料の色が残る 黒ずむ、変色する
表面 きれい 白や緑のカビ、膜
味 甘酸っぱい 苦い、えぐい
⚠️

少しでも異常を感じたら、飲まないでください。
カビが生えた場合、表面を取り除いても
菌糸が内部に及んでいる可能性があります。
容器ごと処分するのが安全です。

仕込む量の考え方

初めて作る場合、少量から始めることをおすすめします。

仕込む量の目安
用途 原料の量 できあがり
まず試す 500g 500mlほど
慣れてきたら 1kg 1リットルほど

大量に仕込むと、失敗したときの損失が大きくなります。 また、毎日かき混ぜる手間も量に比例します。

容器の大きさ

原料と砂糖を入れて、容器の8分目までにしてください。

発酵でガスが出て、かさが増えることがあります。 いっぱいに詰めると、あふれる原因になります。

保存容器の選び方

使う容器によっても、作りやすさが変わります。

容器の種類
容器 向き不向き
ガラス瓶(広口) 最も向く。消毒しやすく、中が見える
陶器の甕 昔ながらの方法。重いが温度が安定する
プラスチック容器 熱湯消毒ができないものがある。におい移りも
金属容器 向かない。酸で腐食することがある

広口のガラス瓶が最も扱いやすいでしょう。 かき混ぜやすく、中の様子が見えるためです。

ふたは密閉しない

発酵が進むと、炭酸ガスが出ます。

密閉すると内圧が上がり、 ふたが飛んだり、容器が割れたりする危険があります。

ガーゼや布をかぶせて輪ゴムで留める、 またはふたを軽く乗せるだけにしてください。

⚠️

密閉厳禁です。
発酵が活発な時期は、特に注意してください。

衛生面で気をつけること

家庭で作る以上、リスクはあります。 最低限、次の点を守ってください。

熱湯で消毒したガラス瓶を布巾の上で乾かしているところ
守りたいこと
1
容器は必ず消毒

熱湯またはアルコール。水分が残っていると雑菌の原因になります。

2
原料の水気を拭く

洗ったあと、しっかり水気を取ります。

3
手をよく洗う

かき混ぜる前に、石けんで洗います。

4
砂糖を減らさない

減らすと腐敗しやすくなります。分量は守ってください。

5
常温放置しすぎない

泡が出たら、頃合いを見てろ過します。

6
保存は冷蔵庫で

完成後は必ず冷蔵します。

作らないほうがよい場合

次のような場合は、市販品を選ぶことをおすすめします。

  • 毎日かき混ぜる時間が取れない
  • 夏場で室温が高い
  • 体調に不安がある方が飲む
  • 小さなお子さんや高齢の方が飲む
🌱
なるほど

家庭での発酵食品づくりは、気温と湿度に左右されます。 同じ手順でも、季節によって結果が変わります。 初めて作る場合は、気温が安定している春か秋に、 少量から試すのが安全です。

季節ごとに作れるもの

手作りの楽しみのひとつは、 季節の材料で作れることです。

季節と材料
季節 材料の例
春 よもぎ、ふきのとう、たけのこ、いちご
夏 梅、しそ、びわ、すもも
秋 りんご、柿、ぶどう、栗
冬 みかん、ゆず、大根、れんこん

地域によって、昔から作られてきたものがあります。 梅、しそ、ゆず。台所に伝わる知恵として、 親から子へ伝わってきた形です。

初めて作るなら

初めての方には、りんごか梅が向いています。

水分が出やすく、扱いやすいためです。 また、変化が分かりやすいので、 発酵しているかどうかを判断しやすくなります。

🌱
なるほど

野草は、種類の見分けがついてからにしてください。 似た姿の植物に、有毒なものがあります。 よもぎとトリカブトの若芽は、見分けがつきにくいことで知られています。 確実に分かるものだけを使ってください。

市販品との違い

手作りと市販品には、いくつか違いがあります。

手作りと市販品
手作り 市販品
発酵期間 1〜2週間 数か月〜数年
微生物 原料や空気中のもの 管理された環境
衛生管理 自己責任 製造基準に基づく
原料 数種類 数十種類のことも
保存性 1〜2か月 未開封で長期
費用 材料費のみ 製品価格

手作りの良さは、作る過程そのものにあります。 季節の果物を漬け、変化を毎日見る。 その体験は、市販品では得られません。

一方、安定した品質と衛生管理という点では、 市販品に利があります。どちらが優れているという話ではなく、 目的によって選ぶものだと考えてください。

まとめ

  • 1
    手作り酵素ドリンクは、原料1kgに対して砂糖1.1kgが基本です。
  • 2
    毎日かき混ぜることが、最も重要な工程です。
  • 3
    発酵と腐敗は紙一重。香り・泡・色・表面で見分けます。
  • 4
    少しでも異常を感じたら飲まないでください。容器ごと処分します。
  • 5
    容器の消毒、原料の水気取り、手洗い。衛生管理が前提です。
  • 6
    体調に不安のある方や高齢の方が飲む場合は、市販品を選ぶほうが安心です。
布をかぶせて輪ゴムで留めた発酵中の瓶と、隣に置かれた高齢の女性の手
「隣の奥さん、20年やってるんですって」
さちこさんが言いました。
「毎日かき混ぜるのを20年か」
まさはるさんが感心したように言います。
「それがいちばん難しいところだな」
— 翌日
Q. 砂糖はどのくらい入れますか

原料の1.1倍が基本です。原料1kgなら砂糖1.1kg。 砂糖には浸透圧で水分を引き出し、 雑菌が繁殖しにくい環境を作る役割があります。 減らすと腐敗しやすくなるので、分量は守ってください。

Q. 毎日かき混ぜないとどうなりますか

表面にカビが生えやすくなります。 空気に触れた部分が乾き、雑菌が繁殖する足がかりになるためです。 1日1〜2回、清潔な手か木べらで全体を混ぜてください。

Q. 発酵と腐敗は、どう見分けますか

香り・泡・色・表面を見ます。 甘酸っぱい香りと細かい泡は発酵、 異臭・変色・カビは腐敗のしるしです。 判断に迷ったら、飲まないでください。

Q. カビが生えました。取り除けば使えますか

使わないでください。 表面のカビを取り除いても、 菌糸が内部に及んでいる可能性があります。 容器ごと処分することをおすすめします。

Q. 保存はどのくらいできますか

ろ過して冷蔵保存し、1〜2か月を目安に使い切ってください。 市販品と違い、長期保存には向きません。 少量ずつ作るほうが安全です。

🥬 あわせて読みたい 酵素ドリンクとは?作られ方と、中身にあるもの

← 酵素のはなし 目次にもどる

野草と野菜を、1年以上かけて発酵させました
「大地のちから」は、80種類以上の野草・野菜・果実を原料に、 1年以上の期間をかけて発酵・熟成させた飲料です。
食品添加物は使用していません。1日あたり約189円。
初回限定価格で試す
※こちらは食品です。医薬品ではありません。

※この記事は、酵素という物質についての一般的な情報をまとめたものです。 特定の食品の効果・効能を示すものではありません。
※登場人物は物語上の設定です。
※健康食品は医薬品ではありません。 体調に不安のある方は、かかりつけの医師にご相談ください。
監修:菊地睦(げんき生活株式会社 代表取締役)

コメント

タイトルとURLをコピーしました